https://crossjob.or.jp/map/ https://crossjob.or.jp/link

クロスジョブ梅田では、高次脳機能障害のある方の地域での就職(復職や再就職)へのニーズを探るため、回復期病棟を要する病院への訪問を行っています。   この度、6月21日(火)に医療法人晴風園 伊丹せいふう病院様に訪問させていただきました。   病院での就労支援への取り組みと、クロスジョブが行っている就労移行支援事業所での取り組みに対する情報交換会を実施しました。   病院からいただいた情報としては、復職を希望される方への取り組み内容(企業への障害状況の説明や業務内容、時短勤務の交渉 etc)と再就職を希望される患者さんに対しての就労支援先の紹介についてでした。 病院から挙がってきた困りごととして、再就職を希望される方に対し、様々な相談先があり(ハローワーク、障害者就業生活支援センター、地域障害者職業センター、就労移行支援・就労継続支援A型・就労継続支援B型、相談支援事業所 etc)、どういった就労支援先に紹介するのが適切なのか悩まれているということでした。   病院からいただいた情報は、クロスジョブに利用目的で見学に来られた方から聞く話と同じ困り感だと感じました。   見学に来られる方のうち、支援機関から紹介されて来られる方が多いですが、当事業所のホームページを見て、ご家族やご本人から直接ご連絡をいただけるケースが多々あります。 話をお伺いすると、退院後にどの支援機関ともつながっておらず、復職をしたいが一人では不安。前職を退職後に生活面やリハビリが落ち着いてきたのでそろそろ就職活動に移りたいが、どうしていいかわからない。とりあえず、ネットで「高次脳機能障害 就労」と調べると当法人のホームページに行きつき問い合わせされたという経緯を話される方ばかりです。   病院の方々が困られたように、就労支援機関は複数あり、就労移行支援・就労継続支援A型・就労継続支援B型、相談支援事業所は地域にかなりの数が存在しているので、どこにどう紹介したらいいのかわからない。 また、復職・再就職希望の方が、こういった就労支援機関が存在していることすら知らないこともあり、見学に来られた際に、ご説明させていただき改めて、方向性を検討させていただくケースもあります。   今回のご訪問で、私自身感じた事としましては、地域の方々に福祉サービスの周知がまだまだされていないのだなということです。 ネットで調べれば、サービスの情報は出てきますが、具体的にどういうことをしていただけるのか、どういう流れで進んでいくのかなどは、実際にそういった環境にいないとわからないことでもあると思います。 今回ご訪問させていただいたように、私ども就労系福祉サービスの事業所が持っている情報やそこで得た経験を含め、就労に向けた流れを病院など地域の方々に、お伝えしていく必要性をますます感じました。   医療法人晴風園 伊丹せいふう病院様には、今回ご訪問させていただき、貴重なお時間をいただきました事、心から感謝申し上げます。   今後とも、こういった地域に向けた活動を続けていけたらと思います。   最後までお読みいただきありがとうございました。