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GWが明けて青々とした山の景色がきれいに見える時期になりました。
久しぶりになってしまいますが本を読み終わったので感想をあげようと思います。
今回は「大人の自閉症スペクトラム症」という本の感想を挙げさせていただきます。
私がもっとも印象に残っているのは5章にある「共助」という部分です。
共助とは著書の中では当事者の周りの人によるサポートを指します。当事者自身が困りに対して工夫し改善を図ることは無駄な事ではなく、周りがどうサポートしていけば良いか解決の糸口になり、自助という動きは必要であると書かれていました。そして、自助をしやすくするためには共助も必要だという事が書かれていました。
「自助をする事で周りが出来る共助が見えてきて、本人にとって必要な共助が分かる」という点が印象に残っています。どちらか一方の努力や工夫でどうにか成り立つのではなく、当事者も周りの方も双方の工夫でよりお互いが生きていきやすい関係が成り立つという事を常に頭の中に置いておきたいと思いました。
著書の中ではサポートをする側の立場の人たちに向けても書かれており、自己犠牲的な考え方ではなく、立場によって適切なサポートがあるということについて触れておられました。「この人にとって本当に必要なサポートは何なんだろう?」と様々な場面で考えたり悩んだりする場面が出てきた時には(この言葉は別の場面を想定しての言葉でしたが)「サポートのあり方に悩んだ時には、自身の気持ちが温かくなる方を選ぶ」という選択肢を取れるようになりたいと思いました。