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雇用促進フォーラム 企業インタビュー2017 Gap/GapKids イオンモール鶴見緑地 様2017年09月01日

3年継続就業を迎えるに当たり、店長のN様、就職者のK様にインタビューをしてきました。

(店長N様→N様、就職者K様→K氏)

 

Q:勤務開始から3年を迎えるにあたっての思いを教えて下さい。

 

K氏:僕が入社した当初は、自分のことで一杯で、ため込むタイプでもあること、また誰に相談したら良いかも分からない事があり中々相談ができなかったです。

ただ、徐々に会社の雰囲気に馴染んできて、マネージャーやお店の人とのコミュニケーションをとるようにしていったのは大きかったと思います。

入社当初から1年未満までは言われたことをやっているだけでした。でも、段々と物事の順序をつけて、自分の中で考えながらできるようになってきたことが変化と思います。

 

Q:雇用当初から現在までの変化を教えてください。

(お話を伺ったN様は転勤のため2年半別店舗に行かれており、久しぶりにあったK氏はとても変わっていたと教えて頂くことが出来ました)

 

N様:1つ目は、自分から意見を伝えることが出来るようになった事です。人と違う意見を言う事はとてもエネルギーが要ることですが、自分から「こうした方が良い」と意見が言えるようになったことはとても大きな変化です。こういったコミュニケーションを取っていくことで、実際業務の効率化に繋がっています。

2つ目は、自分の業務のキャパシティーを増やせたこと、そしてその中身がよくなっているということです。面接時では裏方の仕事をメインにする予定でした(主には裏の片付けや入荷した商品を袋から出して店頭に出すこと)。ただ最初から呑み込みが早く、いろいろしてもらっていましたが、当初は言われた事をこなすだけでした。ですが、今は自分で時間のプランを立てられるようになりました。

3つ目は挨拶だったり、お客様に目を向けて行動できるところです。特にここ最近はお客様につかまっていることが多くなりました。ただ黙々と作業をしているだけではお客様は声をかけないと思うし、雰囲気があるからお客様が声をかけてくれるのだと思っています。それはお客様を意識して動けている証拠なので、成長していると思いました。

 

Q:障害者雇用で大切と思うことを教えて下さい

 

N様:今までも他の店舗で障害者の方と働いたことはあり、色々な障害の方がいらっしゃいましたが、あまり彼に対しては障害者という気持ちはありませんでした。

実際に、複数の障害の方が働いている店舗もありますが、障害程度もそれぞれで、その人の障害に合う仕事を見つけて任せているようです。

以前働いていた店舗でも、その人がいないとお店が回らないほど仕事を任せていたということもあります。確かに、言葉や考えに乏しいという部分はあったが、とても助けられることが多く、とても頼りにしていました。しかし、任せるだけでは本人にとっては重荷になってしまい、フラストレーションを抱えることがありました。

今後、ただ仕事を任せるのではなく、その人の障害に合わせた成長プランを立て、日常的にコミュニケーションを取ることが大切と思っています。そうでないと、本人達がフラストレーションをためてしまうことに繋がります。

実は、Kさんに関しても、僕がこの店舗に戻ってきた時にフラストレーションがたまってしんどくなってしまう状況がありました。

 

Q:そのしんどさはどうやって解消されたのでしょうか?

 

N様:Kさんから「特定の人との関係がうまくいかないことがあり、今のままでは仕事と向き合えない」と相談を受けることがありました。Kさんはお店にとってはとても重要な人材で、感情のまま辞めてしまうのはもったいないこと、もし辞めたとして今後どうしていくつもりなのかを聞き取りました。

今のその壁が、店長を通して改善できるものであれば間に入って改善するのが役割です。ただ、Kさんの考えだけならばoneway(一方的)になってしまうため、双方に話を聞きました。実際は双方に課題があったため間に入って話をし、今は何もなく順調に勤務されています。

 

Q:その相談できる関係性はどのように作られていったのでしょうか。

 

K:最初のころは誰に言ったらいいのか、いつ言えばいいのか、うまくいかなかったが、今は成長してきて、自分で物事を考えて動けるようになってきたので、タイミングをみて話し掛けられるようになってきたと思います。

 

N Kさんは、良くも悪くも顔つきが変わるので分かりやすさがあります。仕事では何かしら顔を合わすのでこちらも意識出来るし、少しずつ話をしてくれるようになったと思います。今はずっと溜めていくことがなくなってきているように見えます。

今年に入ってから特にコミュニケーションができるようになってきたと思っています。より生産性をあげていくことが彼の今年のテーマなため、社員と作業スピード・精度を良くするためのコミュニケーションを取る機会が多くあります。結果、作業も今までよりもだいぶ改善できてきており、数字的にも効率が良くりました。効率がよくなることは、結果的にお客様に商品が届くのがはやくなるので非常にいい結果に繋がります。この結果からも今年はKさん自身もいい意味で変わってきたと思っています。

 

Q:今後長く働き続けるにあたっての思いを教えて下さい

 

N様:今、課題に取り組んでいる最中ですが、1つ目は、自分で考えてプランを立てることです。前はどうだったからこうしよう、と考えてみてほしいと思っています。自分でハードルをあげることは難しいことですが、彼ならできると思っています。今後は会社サイドが成長の為の環境を作っていきたいとも思っています。

2つ目は環境が整えばですが、Kさんが他の人に教えるというような人材育成の機会を与えていきたいです。

 

K氏:今は裏方の仕事をメインにしているますが、いずれかは接客業もチャレンジしてみたいです。今は、自分が受けられる範囲であれば案内とかをしていますが、わからないことは他のスタッフに代わることをしていますが、いずれは自分でやってみたいと思います。

 

Q:就職希望の方、今後障害者雇用を進めていく企業様に対して一言お願いします。

 

K氏:悩みがあれば上司に相談できる、コミュニケーションをとれる環境を作ることが必要だと思います。

 

N様:企業が障害者を雇わないといけない状況で、お店としてマッチすれば受け入れ可能というような状態での受け入れでした。障害の度合いによっては、他のスタッフに対する問題やリスクはあったかもしれませんが、Kさんとはスムーズに向き合えることができました。どんな障害なのか、障害者とは何なのか知らない状況で、0から1にする(雇用に踏み切る)ことはとても勇気がいることです。私自身これまで障害者の方と仕事をしたときにトラブルやうまくいかないこともありました。ただ会社としても雇用率というメリットがあると同時に、関わる自分も人として成長出来、得るものが非常に大きいと思いました。障害者雇用に参加されていない企業さんは、ぜひ取り組んでもらうといいと考えています。


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