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雇用促進フォーラム 企業インタビュー2017 梅田の第4弾です。
このたび、丸二倉庫株式会社 SBL PLAZA様にご訪問させて頂きました。
丸二倉庫株式会社 SBL PLAZA様は、大手アパレル会社に洋服や雑貨を出荷するため、出荷作業を請け負っておられる会社です。
クロスジョブからは、お二人(Oさん、Nさん)が就職され、現在も継続して働かれています。
今回は、総務マネージャーの作間様、現場担当の伊藤様に貴重なお時間を頂戴し、
クロスジョブから就職者されたお二人の印象や社会人として働くために必要なこと等をお伺いしました。(インタビュー:砂川・加津間)
◆お二人が働き始めて、Oさんは1年、Nさんは8か月目になります。現在のお二人の印象はいかがですか?
作間様:しっかりと挨拶してくれます。外部の方が来ても「いらっしゃいませ」と挨拶してくれます。
伊藤様:「お疲れ様」も言ってくれています。
作間様:お仕事に慣れて環境へも馴染んでこられたのだと思います。
伊藤様:Oさんは、最初は慣れない環境のせいか、相手の顔色を見ていましたね。何か言っても、じっとこちらの様子を見ていましたが、最近はなくなってきました。
作間様:最初は誰でも様子伺いすると思います。それがなくなってきましたね。
◆クロスジョブ以外に支援機関が入ったことはありましたか?
作間様:ありました。実習を終えて採用になった時、一週間に何日か様子を見に来られていました。
支援者:現場の方は、支援者の役割などはご存じでしたか?
作間様:なんとなくわかっていると思います。
◆クロスジョブでは就職するための訓練を行っていますが、就職までに準備してきてほしい事や働く上で身に付けておいてほしい事はありますか?
伊藤様:説明した時に、「わかった」「わからない」「できる」「できない」の返事だけはしてほしいです。
作間様:返事がないとわからないですからね。
伊藤様:皆お伝えしたらやってくれるので、他は特に求めません。
作間様:あとは実際に仕事をやって、それで経験を積んで覚えていくしかない。でも、入る導入までに返事がないと、わかっているのかわかっていないのか、どっちなのだろうとなりますからね。
支援者:わかったらわかった、わからなかったらわからなかったなりの意思表示は大事ですね。
伊藤様:わからないと意思表示してくれたら、こちらはしっかりと説明します。
Nさんは、はっきり言いますね。できないと言っていることでも、やってみようかなと言うこともあります。
作間様:事務所で借り物がある時も「電卓お借りします」「お返しします」と元気よく言って行かれます。黙って取って行くよりも、はっきり言ってくれるからわかりやすいです。
伊藤様:Nさんは、できないと言われていても、ちょっと間が空くと、やってみようかな、やってみますとなるので、こちらもやってみようかと協力的になります。
支援者:前向きですね。
◆やっと1年経つところですが、お二人に期待する部分はありますか?
伊藤様:長く働いてほしいです。
作間様:ご両親もそう思っていると思いますが、最終的には自立してほしいです。
伊藤様:せっかく慣れてこられたから続けてほしいです。
作間様:夢かもしれませんが、障害をお持ちの方が増えてきた時は教えてもらう立場になってほしいです。
支援者:だんだん先輩になってきますもんね。
伊藤様:Nさんは他の方に「次ここお願いします」と言っています。だいぶ慣れたのだと思います。しっかりしています。
支援者:チームの一員になっているのですね。
◆クロスジョブで訓練されている方も働き続ける時のモチベーションをどう保ったら良いのか迷われている方がいます。働き続けるコツ、ポイントはありますか?
伊藤様:あまり気にしないことですね。
作間様:時間経ったら慣れてきますからね。一日頑張ってきたら次、次の日頑張ったらまた行こう、の繰り返しだと思います。ある程度、人数も多いでしょう。その中で仕事をするわけだから、気にしていたら仕事にならないからね。
◆お二人を雇用したことで周囲の方が変わられた点はありますか?
作間様:特別扱いしていないからね。
伊藤様:していませんね。
作間様:この子は障害だからといって特別扱いしていないです。慣れるまでは様子を伺っていますが、普通に接していますね。
伊藤様:休憩時間のご飯も一緒に食べています。
支援者:働く仲間として見て下さっているのですね。
◇インタビューを終えて
OさんもNさんも働き始めて1年が経とうとされています。インタビュー時、お二人にもお会いできましたが、やる気に満ちた笑顔を見せて下さいました。
お仕事は楽しい事ばかりではないと思いますが、お二人が1年続けられているのも、指示があった時は返事をすることや困った時は発信をすること等、訓練で培ってこられたお二人の力はもちろん、企業の方が一人の働く人として見て下さっているからだと感じました。
お二人を働く仲間として見て下さっていることから、お仕事を任せられているという自信ややる気に繋がっておられ、お仕事に対するモチベーションが維持できているのだと感じました。
ぜひ、今、先輩方に教えて頂いていることを後輩ができた時には教える立場になってほしいと思います。
最後になりましたが、総務マネージャーの作間様、現場担当の伊藤様、お忙しい中、貴重なお時間を割いて頂き、本当に有難うございました。