スタッフの一日

読書報告2018年01月18日

1月も半分が過ぎましたね。
年末にも実感していましたが、本当に時間が過ぎていくのは早いものですね。
私自身、1日・1週間のスピード感覚に振り落とされないように毎日何とかしがみついています(@_@)!

 
 
では『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか 感情労働の時代』の読書報告をあげたいと思います。
まず「感情労働」とは何か?を以下に簡単にまとめました。
 

・体を使った作業で収入を得る「肉体労働」と思考力を使ったアイデアから収入を得るような「頭脳労働」のどちらとも異なる労働概念。
・自分の感情を抑圧しコントロールすることが仕事の大部分を占め、適切な感情を使い分ける必要がある。
・看護師、介護士、客室乗務員などが代表で、対人に向けた感情管理が求められる。
 

本当にざっくりですが、このような仕事について指します。
本書では、多種多様な感情労働者のケース事例をとりあげながら、現状や実態、そこにまつわる課題点から「感情労働のあり方」を問うていきます。



私が印象的だった部分が、「共感疲労」という項目です。
「共感疲労」とは苦しんでいるご本人の経験や気持ちを聞き取り、その気持ちに寄り添おうと「共感」することが苦しさの疑似体験となり、ストレスになってしまうことです。また、「自分がなんとかしないといけない」と責任感を強く感じてしまい、それがプレッシャーとなり押しつぶされそうになる場合もあるそうです。
しかし、感情労働において「共感」は日々当たり前に行われていることではないかなと思います。対応する相手にとって有効であるかを場面ごとに考えながら、時にはスキル的に扱うことが要求されます。共感疲労と感情労働を切り離すことは、中々難しいことだろうなと感じます。
 
では感情労働者はそのストレスをどう解消すればいいか…が悩みどころですよね。
 
私が今読んでいる本で、実際にカウンセラーの方がリスニングを仕事で用いる人に向けて書かれている本があるのですが、そこにも「共感疲労」につながる内容が挙げられています。
対人援助職についた人は、仕事以外でも「聞きとり」に重きを置くようになる傾向があるそうです。職業病のように無意識的な場合と、経験の浅い人がスキルアップのために意識して行っている場合があるそうですが、どちらにせよ、「聞きとり」は情報を抽出しそれを深く読み取る行為なのでかなり神経を使います。プライベートではあえてアンテナを張らないようにして、割り切ることも大切とありました。
感情労働の仕事を続けていくためには、自分がどんな影響を受けるか(受けやすい癖があるか)、負担になるのかを把握しておかなければなと再認識させられました。
 
 
 
もう一点気になったのが、「アレキシケイミア(失感情症)」という性格特性について書かれた項目です。
書籍ではありのままの感情の表現が難しく、「からだの痛み」や「暴言・暴力」という形で感情が表出してしまうことがあるという事例が挙げられていました。その人の心の動きや本心がどんな行動・言葉・態度・表情に表れてくるのか、また喜怒哀楽がどう結び付くのか…それぞれに個性があるのだろうなと感じました。
正直にいえば、他人がそれを正しく理解することってできるのだろうか…?とも思ってしまいました。

でも、だからこそ、常に頭の片隅で「見たまま・聞いたまま」のことが相手の本心とは限らないと認識しておくことと、問題行動とよばれるような行動には本人すらも気
づいていない何らかの訴えが潜んでいるのでは?と狭い視野でとらえずに意識することが大切かなと改めて思いました。
 
 
 
本書の内容とは少しずれた個人的な読みとなってしまいましたが、以上思ったところをあげました。
拙い感想ですが、読んでいただきありがとうございました!


では、本年もどうぞよろしくお願い致します。
 

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