スタッフの一日

訪問型職場適応援助者養成研修のご報告2018年07月02日

こんにちは、加津間です。

 

6月26日から29日の4日間、

千葉県の幕張にある障害者職業総合センターで行われた『訪問型職場適応援助者養成研修』に参加させていただきました。

 

日々の支援で必要なスキルが満載で、研修内容はたいへん面白く、充実した毎日を送ることができました。ありがとうございました。

 

研修は、職業リハビリテーションの理念を学ぶことから始まりました。簡単ではありますが、ご報告をさせていただきます。

 

①職業リハビリテーションの理念

「いつか就労できれば良いなと思っている人が多く、それ以上のサービスがあることを知らない人が多かった」とお聞きし、障害者雇用の広がりとともに、色々と選択できる社会になってきたのだと感じました。

また、「できないことを治すための相談や支援だけでは就労支援にはならず、職業における強み、興味を重視する」ということを学びました。これは初めて学んだことではありませんでしたが、改めて、強みに焦点を当てるクロスジョブの支援は間違っていないのだと思いながら講義を受けておりました。

 

②就労支援のプロセス

ここで一番印象に残っていることは、「就労支援は、本人が障害理解をしながら新しい人生の再構築のイメージを持ち、チャレンジできるようにすることを意識する」というお話です。就労に対してプラスのイメージに繋げることも大切な役割であると考えました。

 

③訪問型職場適応援助者の役割

ここでは講義を受けながらこれまでの自分の行ってきた支援を振り返り、ハッと気付かされることがたくさんありました。

 

少し研修内容とは外れますが、就労支援員として利用開始から就労定着までのフェーズを経験できた頃、ある企業様から「加津間さんは優しすぎるから少し厳しい視点を入れると、もっと良い支援者になれると思うよ」と助言をいただきました。それも一社だけではなかったことから、これまでの関わり方を振り返り反省し、「厳しい視点とは?」について考える日々が続きました。結論、就労により自立した生活を行えるように支援することと考えたのですが、次に疑問が出てきたのは「では、私がするべき具体的な行動とは?」ということでした。

 

話は戻り、この講義を通じて支援者としての心構えを改めて学ぶことができました。「最終的にはジョブコーチがいなくても働けるように、でもいつでも相談してもらえる信頼関係を作ることが重要であること」を念頭においておきたいと思います。

 

上記の他に、事業主支援の基礎理解や障害特性と職業的課題などを学びましたが、特に面白かったのは…

 

④課題分析の理論です。

研修では、目玉焼きの作り方やエレベーターの乗降について課題分析を行いました。一連の行動を工程ごとに分けると、「本人がどこで躓いているのかを知り共有できる」ということを学びました。

また、システマティックインストラクションについても学びました。課題分析したものを一つずつ『言語教示⇒身振り⇒お手本⇒身体的誘導』と段階を踏みながら指示を出していき、指示の出し方、アセスメントの取り方を身体で一つ一つ覚えていきました。

指示を受ける側になって改めて気付くこともあり、一度に複数の指示があると考える暇が全くないことや支援者に近くで見られながらの作業だと緊張したり、何も反応がないと不安になったりすることなど、指示を受ける側の気持ちを知ることもできました。

 

最終日は事例検討を行い、4日間の研修が終わりました。

事例検討では、医療現場で働く方の意見がとても参考になったのですが、少し視点が違うなと感じたのは、同じ就労支援でも服薬管理を一番に考えられていたことです。働く現場が変わると目的は同じでも見方が変わるなと感じる経験となりました。

 

上記以外にも学んだことや考えたことは山ほどありました。研修後は、たくさんの学びを得ることができた嬉しさから若干興奮気味でした。

次回は実践研修がありますが、学んだことをいち早く実践できるように頑張ってまいります。

 

最後になりましたが、研修参加の機会をいただけたのは、利用者の皆様および梅田のスタッフのお陰です。ありがとうございました。

 

加津間


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