スタッフの一日

【研修報告】札幌ポプラ会の特別公開講座2018年09月29日

今日は、北海道自閉症協会札幌分会(ポプラ会)の特別講座『今ふたたび自閉症スペクトラムを考える』に参加してきました。

多様性のある自閉スペクトラムの方のそれぞれのライフステージに応じた支援の在り方について、信州大学の本田秀夫氏がお話ししてくださいました。

 

内容としては、「自閉スペクトラムのおさらい」「特性は生まれつき、でも育ちは重要」「選好性と過剰適応」「支援の考え方」です。

事例が多く登場し、大変わかりやすいお話しでした。

4時間の内容すべてを書くことはできませんが、今回参加して自分なりに以下のようにまとめてみました。

 

・『自閉スペクトラム(AS)』は対人関係やこだわりといった特性をもっている方、そしてその特性のために社会生活上支障をきたす場合は『自閉スペクトラム症』という診断がつく

・「やる」「やらない」だけではなく、その行動には色々な理由があり、その背景にはどんな理由があるのかをみる必要がある

・こだわりは“どこを変えて”“どこを変えないか“の見極めが大切

・発達特性に関する理解が得られない環境はネグレクト的になる恐れがある

・症状の軽さが社会適応の良さとは比例しない。むしろ目に見えない部分に注目をする。

・特性があっても社会適応している方もいる。自分を知り自分に適した道を見つけること

・フラッシュバックがPTSDとは異なる概念である

・社会参加可能性を測る目安は“自律スキル”と“ソーシャルスキル”が備わっているか

・少数派も多数派も両方が活かされる社会が実現できれば…

 

就労支援という現場で働く立場として、自己認識は“自分の障害(マイナス面)を知る”ということではなく、“自分に合った環境を選択する”ために必要であること。そして、その支援には、自閉スペクトラムの方特有の感じ方、考え方(興味・選好性の違い等)あり、共通認識をするためには常にお互いがどのように理解したかを意識することが重要であることを改めて学びました。

加えて就職に重要な視点では、自律スキル(自己コントロール力)とソーシャルスキル(相談力)…例えば“出来ないと感じた時に相談する力“

そのスキルを身につけるためには”失敗した経験”よりも”相談して良かった経験“を積み重ねることだということを実感しました。

改めて、何が常識なのか非常識なのかの線引きなんてできないなぁ。相手から学ぶ・教えてもらうことからスタートするんだなぁと思った1日でした。

今日のこの学びを日々の支援に活かせるように来週からまた頑張ります!

 

簡単ですが、研修の報告とさせていただきます。お読みいただきありがとうございました。


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