OB職場訪問レポート第七弾 その2

N:ではお仕事から離れたことをいくつかお聞きします

Kさんが高次脳機能障害になったのは何が原因だったのですか。

K:三重の仕事が契約満期で終わり、仕事探しで実家に帰っている時に、ミナミで呑んでいて

何を考えていたのかそのまま赤穂まで行ってしまったのです。そこからの記憶が全く無いです。

その後四日市の大きい病院で検査入院があった時に「脳みそに血がたまっている」って言われて

それを抜いてもらって、そこから高次脳機能障害に。どこで(頭を)ぶつけたかも全然わからなくて。

N:ミナミで呑んでいて、兵庫の赤穂まで行った、でそこから四日市の病院までの間が飛んでいるのですが、

気が付いたらもう三重にいたのですか

K:そうですね。そこの記憶も全く定かで無いのですが。その後四日市の病院を退院して、仕事を探したけど

見つからなくて。実家に戻ってきた時に親が『こういうとこあるよ』って、クロスジョブ阿倍野に体験に行きました。

N:そうですか…。クロスジョブではどうでした?

K:結構いろんな作業を経験させてもらって、最終的にスポーツクラブでの施設外就労が。(今の仕事に繋がった)

N:そこはうまいこと繋がりましたね。

 

N:Kさんがご自身で認識している高次脳機能障害って、どんな症状がありますか?

K:出かけるときに腕時計を忘れている。入社当初は頭の整理が中々つかなくて、

それでメモ書きするようになって、ひとつひとつやったことをレ点つけるようにしていたのですが、

最近はメモ取らなくても頭の中で覚えられるようになっています。

N:畳みや掃除をしているときにお客様から声をかけられて、ほかのスタッフさんに引継ぎをして戻ってきたら、

自分が今何をしていたか忘れてしまっていた、っていうのはありますか

K:それは入った当初はありました。もうじき6年目になるのですが今は自分の畳んだ場所は把握して

「次はここからや」とわかります。

N:病気の前と後で、怒りっぽくなったなと感じることはありますか。もともと短気な方ですか。

K:店長やマネージャーからの指示が多いと、いっぱいになり『なんでこんなに俺がせなアカンねん!』って

なってくるから(笑)

N:『顔に出ているな』と(笑)ご自身では気が長い方だと思いますか。

K:それは日によって…良い時は良いですけどね。体調にもよります

N:お休みの日の過ごし方や趣味は何ですか?

K:休みの日は、お酒が大好きで昼呑みします。

N:昼呑みするのですね(笑)

K:阿倍野はお店結構知っているのでよく行きます(笑)

N:HoopのGapにも行くのですか?

K:たまに。最近はあんまり…

N:まぁ遊びに来ていますしね。

 

メモを取るとか、報・連・相をしっかりやる

N:では、今年か将来の目標があれば教えてください

K:将来の夢…成長っていうか、いつから接客をさせてもらえるのかなっていうのはありますね。

前の店長にも言ったことがあるのですが、今はニーズを聞いて交代っていう感じなので…。

お客さんのニーズを聞いて話すっていうのも楽しいやろうし。

N:(笑)クロスジョブでは今たくさんの方が就職を目指して訓練をしておられるのですが、Kさんからメッセージをお願いします。

K:言われたことをメモするとか、報・連・相をしっかりやればおのずと自分にあった職場を見つけられると思います。

N:では、クロスジョブから就職してまだ短い方もいらっしゃいますので、6年働いている先輩のKさんから長く働くコツがあれば教えてください。

K:入社当初から1年の間は誰でもそうなのですが、高次脳の人は特に頭で覚えようとすると忘れてしまいがちなので、

メモする癖をつけて一つクリアしたらレ点付けてとかすると効率よくできると思います。あと、先輩の仕事を見て覚えるっていうのが

大事だと思います。支援者に言われたのは『悩んだ時に誰に相談するかの見極めをはっきりさせておけば、長く働ける』っていうことです。

N:良いお話が聞けました。本日はありがとうございました。

 

製造業一筋でやってこられたKさんが全く畑違いのアパレルの世界へ飛び込む勇気は、

なかなか真似できないことだと思います。そしてその中で「Kさんにしかできない仕事」をモノにして、

お店全体の役に立っている…素晴らしいことだと思います。

将来の目標をお聞きした時Kさんから出た言葉はまず「成長」でした。

これは後にインタビューさせて頂いたM店長と全く同じです。

会社・上司と目標が共有されているとモチベーションを高く保って働くことが出来ると思います。

Kさんの今後のさらなる成長をチャレンジャーズの一員として応援しています。