クロスジョブ第13回通常総会閉幕

クロスジョブ第13回通常総会閉幕、2022年度の取り組みスタート

昨年は新型コロナウイルス感染拡大のため書面採決となった通常総会でしたが、今年は、6月19日、堺市産業振興センターにて集合開催することができました。800人が集うことができる広い会場のため感染対策は十分に施すことができ、札幌、米子、草津からの参加者含め77人(うちリモート参加者3名)が集合、第11回総会で打ち出した「クロスジョブブランド確立10年から地域ブランドへ」の取り組みの2年間を振り返る折り返し地点の総会となりました。
総会では、クロスジョブ各事業所が、1年間の地域における取り組みを動画に仕上げ、当日上映する新しい試みがなされました。
また、地域の会員の皆様から、クロスジョブ各事業所との連携による取り組みの意義や期待をご発言いただきました。
堺支援学校高等部の岸田先生からは、クロスジョブの訓練現場における就労アセスメント実習によって、生徒の気づきやアセスメントの視点が拡がり等学校教員の皆さんにとってもプラスになっていること、今年度からは、他の就労移行支援事業所にも取り組んでもらうことが示され、さらに地域力のアップへ期待が高まっている報告がなされました。
堺支援学校高等部の岸田先生

堺支援学校高等部の岸田先生

雇用率ビジネスの拡がりなど雇用ありきが飛びかう中、スタートした企業連携会議(企業会員と支援者会員による雇用直前、雇用後の支援を事例検証する勉強会)そのアドバイザーであるシャープ特選工業株式会社の持永会員からは、1年半の取り組み振り返った報告をいただき、この取り組みの理念が「活躍して働く続けるが共通目標」として示され、今後、更に地に足がついた取り組みとして期待が高まります。
また、発達障害のある方の就労支援については、多くの就労移行支援事業所が掲げているにもかかわらず、高次脳障害のある方の一般就労支援に取り組む事業所がなかなか現れない中で、その支援の飛躍的強化をかけてスタートした高次脳機能障害就労支援法人内ネットワークの取り組みについては、オンラインで巴会員からクロスジョブ草津における支援を開始した津田会員と大手企業における復職支援に取り組んだクロスジョブ梅田の家門会員をつないだ報告がなされました。
そして「福祉とは対極にある戦争」ロシアの軍事侵略により、命、生活を奪われ、障害になる方々が増えているウクライナ、その支援を呼びかける北条ワインのマリーナさんからビデオメッセージをいただきました。(ホームページに動画掲載します)
後半は会場にマイクを移し、オンラインで奥進システムの奥脇社長より、二日前に発表された「10時間以上を実雇用率に算定」などの今後の障害者雇用が大きく影響を与える労働政策審議会障害者雇用分科会の意見書について、さらに、全国就労移行支援事業所連絡協議会の酒井会長より「就労選択支援サービス」などの新たな就労支援を打ち出した社会保障審議会障害者部会の内容について発言いただき、全国的な内容を学ぶ機会となりました。
全国就労移行支援事業所連絡協議会の酒井会長

全国就労移行支援事業所連絡協議会の酒井会長

こうした全国的な流れを「働きたい誰もが働き続けることができる社会」に向けた流れに繋げていくために、クロスジョブ各事業所が、「持続力ある事業所になる」ことをあらためて全会員でしっかり共有する機会となりました。(多くの事業所会員が、ホームページのスタッフの一日に「総会感想」をアップしてます)
総会の最後に、高次脳機能障害のある方等、見た目からは分かりづらい脳機能障害のある方々の一般就労支援をより広げていくために、2023年4月福岡に、クロスジョブ福岡を開設することを確認、その担当者2名から決意表明がなされました。
クロスジョブ福岡担当者

クロスジョブ福岡担当者

総会の議決議案である「前年度事業報告・決算、今年度事業計画・予算等、新役員(監事)の信任」について、満場一致で承認いただき、2022年度のクロスジョブの取り組みが名実ともにスタートしました。
クロスジョブとしては、⑴一般就労を希望しつつも様々な社会的障壁に阻まれている地域の方々にクロスジョブのサービスを届ける取り組みを地域の会員の皆様の力をいただきながら取り組んでいくこと ⑵雇用ありきが加速する下で、「活躍して働き続ける」ことを共通目標に企業会員、地域の企業の皆様と共に取り組んでいくことを引き続き進めていきます。
休日にもかかわらずご参加いただいた会員の皆様ありがとうございました。2025年クロスジョブ設立15周年記念総会に向けて、「働きたい誰もが働き続けることができる地域社会」をめざすクロスジョブ地域ブランド確立に向けて更なる連携をよろしくお願いします。

特定非営利活動法人クロスジョブ代表 濱田和秀