スタッフの一日

大阪高次脳リハビリテーション研究会 報告2019年07月16日

お疲れ様です、阿倍野の村上です。

連休明け、仕事モードに戻すのが大変だなと感じながら午前中はケースの方と奥野晴明堂での体験実習に同行しました。
外での訓練で、なんとか指示を受けてやっている姿が見られるのはとても嬉しくて思わず笑みがこぼれました。
堺の徳谷さんからも、実践的な場での訓練においての支援方法を学ばせていただきました。ありがとうございます!

 

本題ですが、先日、大阪高次脳リハビリテーション研究会に参加しましたので前回の内容を含めてご報告します。

 

6月13日には、『高次脳機能障害者の自動車運転―法律と手続き、評価方法、関連機関の動向について―』という演題で、生活リハビリテーションセンターの作業療法士・中岡さんから発表がありました。
内容としては高次脳機能障害の方が受傷後の自動車運転についてでした。まず、自動車運転の希望があったときの相談や適性検査までの流れなどから説明頂きました。

〇受傷してからも運転がしたいと思ったら・・・
・適性相談と臨時適性検査をうける
・主治医からの診断書を書いてもらう
 とのことでしたが、診断書を書いて事故を起こされたらと懸念される医師も多いとこと。
 しかし現在では、免許の付与は公安委員会の責任において行うとし、「診断を行ったし医師に対し、診断を行ったことを理由として責任を問われることはない」と話されていました!納谷先生からは、「臆せず、どんどん診断書を書いてほしい」と意見もありました。

〇発症後、すぐに免許を取得できなくても3年以内であれば、再取得は可能だそうです!

全体を通して、さまざまな検査項目がありましたが、検査結果がよくてもAwareness(意識、気づき)が低い人は実車の試験で不可になることが多いそうです。残存機能も大切ですが、意識的に注意・確認するなど機能低下している部分の補完作業を怠らないことが大切だと感じました。詳しくは、資料がありますので阿倍野の村上までお声掛け頂ければと思います。

 

7月11日には、『前頭葉損傷によるエラーとワーキングメモリサブシステムの関連について』浅香山病院の作業療法士・麻野智咲さんから発表がありました。浅香山病院で前頭葉の皮質下出血により、会話のやり取りや行動において失敗を繰りかえしている方について考察した事例報告がありました。

さまざまな検査結果から、考察を深め、作業療法アプローチを考えておられました。就労移行では、なかなか検査を実施することは難しいため、病院期間からの情報であったり、結果からの考察などをしっかりと情報収集することが大切だなと実感しました。

また、遂行機能障害や注意障害、認知機能障害という項目もさらに細かな機能に分解されているため、みなさん同一ではないところが難しい。また、その人のストレングスも違います。この事例の方は自らの高いコミュニケーションスキルを駆使して職場復帰されましたが、コミュニケーションを苦手だったらどうしたのか?と考えてしまいました。就労移行を利用される高次脳機能障害の方は、自分ではうまく就職が進まずに苦戦されてきた方が多いように思います(皆さんの話を聞いて)。その方たちのストレングスを見出し、代償手段はどんな方法があるのか一緒に考えていきたいと思います。
そのためにも、また勉強会で皆さんから知識を得たいと思いました。

そして、今後も発信できたらと思います。

7月の発表内容にも興味がある方は、資料ありますのでお声かけください。


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