スタッフの一日

自閉症eサービス研修「特性理解とペアレンツトーク」2018年09月05日

9月になりました。

昼間は相変わらず暑いですが、朝、夕と涼しくなってきて、少しずつ秋を感じられるようになっています。

 

さて先日、自閉症eサービスの研修に参加してきました。

研修の前半はペアレンツトーク、後半は自閉症の特性についての講義でした。

 

ペアレンツトークは富田氏の講義でした。

富田氏の息子さんが自閉症の方で、富田さん自身は「天才アートKYOTO」の理事をされています。

今回の講義では自閉症の親としての立場から講義をしてくださいました。

富田さんの息子さんは名前を呼んでも振り向かない、視線が合わない、言葉がでないなど、コミュニケーションの取り方が難しい方ですが、「ロゴ」がとても好きで、そのロゴを介してコミュニケーションをとっているというお話を伺いました。

例えば息子さんがトイレに行きたい時は「TOTO」と書いてトイレに行きたいことを伝えたそうです。

今はそのロゴ好きを突き進まれて、アートの世界で活躍されています。

またテープを活用して作品を作っておられますが、作品として認められる以前は、

テープをたくさん使用することから周囲に「問題行動」と捉えられてしまい、

息子さん自身がテープに触れなくなることもあったそうです。

同じ行動であっても、価値観や視点の違いで行動の捉え方が変わり、

その方の人生をも変えることがあると学ばせていただきました。

 

 後半の「自閉症の特性」は、児童精神科医の門眞一郎氏の講義でした。

門氏は、発達上の特性だけでは「障害」ではなく、

日常生活や社会生活に支障をきたす場合に「障害」として捉えるということを強調されていました。

例えば、上記した富田氏の息子さんの場合も、テープを多く使うという特性自体は障害ではなく、

それが生活に支障があると捉えられた場合に障害になるということでした。

 

 今回の研修では、その方の特性をどのような価値観や視点で捉えるのか、

その捉え方・アセスメントが支援の方向性を変えていくということ、

そして特性を理解することの重要性を学ばせていただきました。

その他にも視覚的支援の必要性、仮定の話(〇〇たら、どうしますか)は難しいというお話など、

すぐに実践できる学びも多くいただくことができました。

研修に参加できてとても良かったです。

 

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。


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