スタッフの一日

【研修報告】病院でのリハビリ・復職支援2021年09月14日

こんにちは、阿倍野事業所の村上です。

 

今回は、月に1回定期開催されている第145回大阪高次脳リハビリ研究会に参加しました。

今月もZOOMの参加で、少し慣れてきたのか質問もできました。

 

今回の大高研は八尾はあとふる病院の作業療法士と言語聴覚士の方に計4名の方にご講義いただきました。

 

『中河内圏域高次脳機能障がいの支援連絡会の近況報告』(発表者:作業療法士 武平 孝子氏)

・ケース数としては少ないが、就労される方もいらっしゃるため、地域を連携してつなげていけるようにできないか…

→情報提供書の作成を開始されたそうです。

・また八尾市ではほっと・ケーキの会という当事者会があり、精力的に活動されています。

・病院からも退院後、重度の高次脳機能障害ではないが、やはり今までと様子が違うことを家族も見えにくくなっているため、ヘルプを出しこういった家族会・当事者会というものにつながるケースがあるそうです。

 

退院後に実際に生活してみると、入院生活とはまた違って身の回りのことをやってくれる医療者の人はいません。家族も後遺症としいて身体障害がなければ外見的には今までと同一人物として見えるのかもしれません。

 しかし、高次脳機能障害をもって生活するということはやはり受傷・発症前とは大きく違います。なんかうまくできない、イライラする、言いたいことが伝えられない、忘れやすいなどなど…

 この状態をご本人も周りの家族も理解するのはとても大変なことだと思います。また時間のかかることだと思います。

 そういう時に当事者会や家族会があると心強いなと感じました。

 しかし、今は緊急事態宣言等を受け、定例会はしばらく中止がつづいてるそうです。はやく再開されることを願っています。

 

また、3つ目に報告された内容について報告します。

『失語症を呈した40歳代の復職経過』(発表者:言語聴覚士 辻本 修氏)

もともと大工さんで、脳梗塞により失語症が後遺症としてある方です。

大工さんといっても、個人で企業から委託されて仕事をする形式だったようで、復職といっても戻る会社はありません。

しかし、良くしてくださる会社さんがあり、その方と本人とご家族と医療者で面談を繰り返し、復職されたとのことでした。

 

失語症の状態としては、言葉の発生と文字がつながらず、単語の表出も字を書くことも難しいとのことでした。

言葉を交わしてのやり取り以外であれば一人で仕事はできるとのことで、今回は仕事に復帰することが出来たかと思いますが、家族や仕事での後方支援がなければ難しかっただろうなと感じました。

 

このように、会社に雇用されていない(個人事業主)方の復職支援というのは今後増えていきそうな感じがしましたが、いろいろと経験も知識も少ないので、難しいなと感じ、まだまだ幅広い支援だなと実感しました。

 

長くなりましたが、病院の療法士さんが細かな検査・評価やリハビリをして頂けるおかげで、就労移行や地域に戻ってから自己理解や周囲の方の理解へとつながっているんだと改めて思いました。

今回も大変勉強になりました。ありがとうございました。


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