スタッフの一日

大阪府障害者虐待防止・権利擁護研修のご報告2019年11月06日

こんにちは、加津間です。

 

本日、大阪府障害者虐待防止・権利擁護研修に参加させていただきました。

研修の内容は、以下の通りです。

・障害者の権利擁護

・家族の思い

・障害者虐待防止のポイント及び大阪府の状況について

・障害者虐待防止法の理解

・施設管理者の責務

 

まず、研修の中で触れられた大阪府の状況(平成29年)について、共有します。

大阪府の虐待相談・通報件数は267件

2位の千葉県に100件の差をつけ、全国最多とのこと。

うち、虐待判断件数は59件と、決して少ない数ではありませんが、認定率が全国より低いことからは、虐待通報への意識の高さが窺えました。

 

また、大阪府における虐待理由としては…

①施設外との関係性の希薄化

②障害特性理解が不十分

③支援ノウハウの蓄積、共有不足

以上の3点が挙げられており、虐待を引き起こす要因は本人に問題があるのではなく、本人を取り巻く環境にあることがわかりました。

 

それぞれの講義を受け、日頃の支援に当てはめながら振り返っていました。

現状に満足していないか

目の前の業務優先になっていないか

支援に統一性はあるか

曖昧な返事をしていないか…

 

虐待はあってはならないと思っていますが、

深く掘り下げていくと『虐待に繋がる芽』はどこにでもあるのだと感じました。

 

事業所内で虐待を引き起こす要因の一つに、職員の連携不足が挙げられていました。

日々の支援の中で「対応に悩んだ」「あ!と思った」等、気づきの共有の蓄積が、虐待を防ぐ土壌になるのだと思いました。

 

また、上の立場の役割としては、「共有してね」の声掛けだけではなく、自ら発信することで、共有しやすい雰囲気を作り出すことであると伺いました。

ここに関しては、十分にできてなかったな…と振り返り、こう考えると自分自身が『虐待に繋がる芽』を作り出していた可能性もあったのだと、身の引き締まる思いでした。

利用者を変えることのみに焦点化するのではなく、支援者である職員の意識を変えることが重要であると伺いましたが、その通りだと思います。

 

最後に、心に留めておくようにと聞いた「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉を共有します。

ネガティブ・ケイパビリティとは、答えの出ない事態に耐える能力だそうです。

支援には常に正解が見えるわけではないからこそ、悩んだ時には相談をし、チームとして解決していく意識が大事とのことでした。

 

気を引き締めて、チームとして支援に携わっていければと思えた研修となりました。

参加の機会をいただき、ありがとうございました。

 

加津間


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