代表者挨拶

ホームページリニューアルに当たり

2010年2月16日、障害があっても普通に暮らし働く地域社会(ノーマライゼーション社会)の実現をめざして設立したNPO法人クロスジョブも無事3年を越えることができました。これも、ひとえに、会員の皆様をはじめ、クロスジョブの理念にご賛同いただいた多くの皆様のご支援の賜物であり、そして、なによりも就労移行支援事業をご利用いただいたお客様のおかげと深く感謝いたしております。
こうした支えの下で、”石の上にも3年”といわれる如く、この3年間で、私たちは、大変大きな財産を得ることができました。

(第1に)クロスジョブをご利用いただいたお客様が、132人と当初の予想を大きく上回ったことです。 「就職したいが一人では難しい、でも、従来の作業所や福祉施設の環境にはなじめない方々のニーズに応える就労移行支援事業の確立をめざそう」と事業開始したものの、当初は、不安の船出でしたが、今、この目標が正しかったことを改めて確信しています。

(第2に)、就労退所された方は50人(現在継続就労中40人、転職4人、離職6人)になりました。利用途中で退所された方30人(支援が未熟だった事業開始初年度24人)を除くと、利用者の約半数の方が就職され、現在まで利用期間全てを使い切って就職できなかった方はいません。 このことは、大卒就職者の3割が3年で離職する現在、そして今世紀半ばには、生産労働人口と非生産労働人口が1対1になるといわれ、働く人口の拡大が喫緊の課題となっている今日、就労移行支援事業の事業効果をはっきりと示すことができました。

(第3に)、実践を振り返ると、新しいニーズへのチャレンジの初年度、利用されている方々の日々の実践と支援から基本的な支援マニュアルを作ってきた2年目、就労移行支援事業のシステムを確立した3年目、まさに、クロスジョブの確固とした礎を築くことができました。

(第4に)当法人が運営する事業所も2か所、さらに神戸、金沢にも、志を同じくする熱い仲間の奮闘で、NPO法人クロスジョブ神戸、NPO法人クロスジョブ金沢が立ち上がり、クロスジョブグループ(クロスジョブ憲章・5原則参照)が発足したことです。現在、当法人の事業スタッフも20人を超え、これからクロスジョブグループとしての活動に本格的にチャレンジしていくこととなります。

昨年6月に開催した当法人の定例総会では、今後10年のクロスジョブの目指す方向(理念)を以下のように定めました。

  1. 21世紀の日本の労働施策にコミットメントする会社になろう!
  2. 障害のある方が暮らす地域社会で存在感のある会社になろう!
  3. 全社員が、互いの強みを生かしあう会社になろう!

ここには、日本の労働人口が減少の一途をたどり、労働力の確保、育成が喫緊の課題であり、就労移行支援事業で養ってきたノウハウの拡大が、その解決の重要な施策の一つであること。障害のある方が働き続けていくためには、その方々を地域で支えていく体制、(他の福祉サービスと連携した就労支援)が重要であること。そして何よりその支援に携わるわが社の支援員が互いの力を発揮し、持ち味を生かしあえる、働きやすい会社でなければならない。という思いを体現しています。

今回のホームページのリニューアルは、この今後を見据え、全支援員の手で広報機能を飛躍的に強化することを目指すものです。

利用者日記では、日々訓練に励んでいる利用者の皆さんに、日々の想いや企業実習、就職へと挑戦していく感動をつづっていただき、スタッフの一日では、日々の支援、実践、悩み、喜びを掲載し、現場からの発信を大切に、全国津々浦々の志を同じくする方々との拡がりを生み出す武器となればと思っています。

これからもクロスジョブの取組みにご支援をよろしくお願いいたします。