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今回は、私が過去にしていた歯科技工士という仕事のことを書きます。この仕事の大まかな流れには、毎日、契約している歯医者さんに患者さんの口の中の型を取りに行って、患者さんの口の中を採った型に石膏を流して固めた模型を預かって帰ります。仕事場でその模型に技工物(俗に言う詰め物や入れ歯)を作成して一週間後に預かった歯医者さんに納品するというのが大まかな流れです。患者さんの口の中にセットされて始めてお金が発生します。せっかく作っても色々な理由で、作った物が合わなくてセット出来ない事も多々あります。その時は無償で作り直しになってしまいます。これが小さくて時間のかからない技工物なら、まだいいのですが、中には1日がかりで作ったものが作り直しになると最悪です。  大体、技巧所を開業するのは、何年か歯医者さんや技巧所に務めてから開業します。開業資金は、200万ちょっとで開業できるのと技工所や歯医者さんに長く務めることが出来ないという事もあって、特に歯医者さんでは、ある程度の年齢になると首切りされるのが常でした。そう言う色々な事から技巧所が乱立していてその結果技工物の値崩れが激しくなってしまい、とても苦労しました。