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 この日記では、私がこの2週間で実習を経験したことについて書きたいと思います。実習においては、障害のあるなし関係なく、誰もが社会で輝くことができ、合理的配慮を受けながら働ける社会を目指しています。私は今までに実習の経験をさせていただきましたが、どれも無駄になるものは一つもありませんでした。むしろ、この経験が就職の架け橋になると思っています。どうか皆さんにも読んでほしいと思います。  ここから私の実習のことについて書いていきたいです。 この1週間は裁断(シュレッダー)をさせていただきました。新しい環境と初めての業務内容で緊張しました。立ち作業でも仕事を覚えられるのかといった不安がある中、そこで働いている方の説明や指示を聞いて、理解してたらすぐに覚えることができました。働いている方は、聴覚障害で言葉では通じなかった(非言語コミュニケーションともいう)けれど、手話や筆談を使いながら働いていることを知って素晴らしいと思いました。たとえ、どんな障害を持っていても合理的配慮があれば、困難な壁も乗り越えられると感じました。障害があったとしても、できないことは配慮があれば、皆と一緒に働けると思います。  裁断のほかにも、作業内容があることを知れてよかったです。いろいろと経験させていただいて自分も社会の一員として役に立っていると感じました。働くことの大変さを学ぶことができ、勉強になりました。  しかし、立ち作業はずっと立っているうちに足が疲れてくることがありました。長い時間立ちっぱなしの中、何度も挫けそうになりました。それでも、1週間続けていけたことが誇りに思っています。何よりも働いている方々もきつい労働をして頑張っていたので、私も最後まで諦めてはいけないと思い、やり遂げました。結果的には、仕事や長時間の実習も真剣に取り組めたのでよかったと思います。  次に、また新しい業務内容となり冷蔵庫のシール貼りをさせていただきました。これも、働いている方の説明と指示を聞きながら、理解して覚えることができました。この作業は座り作業でした。座り作業に関しては、ずっと座りばかりだと集中力を保っているうちに眠気がこないかといった不安がありましたが、体調に気をつけながら取り組みました。この作業も、シール貼りだけではなく、他の業務内容もあることを知れてよかったです。どの業務内容も無駄にはなりませんでした。ここでやっていることは、自分のため、社会のためになると学びました。皆共同作業でやっているので、働いていることについては苦労していることが分かりました。初めての作業でもコツコツと努力をしながら、真剣に取り組めたことが強みになったと思います。  実習期間中は、クロスジョブのスタッフが企業訪問をしてくださるので、何か困ったことがあれば、積極的に相談してください。中には、どんなつらいことでも自力で乗り越えられる人もいれば、スタッフに手助けを駆借りながら乗り越えている人もいます。サポートを借りて働くことも時には必要になってくると思います。 2週間の実習を振り返って、ほめられたこと、アドバイスを受けたことを得ることができ、自分のものになりました。何よりたくさんの経験を積んで学んだことは宝になり、嬉しかったです。なぜ頑張れたかというと、今までの実習の貯金があったからです。違う環境で働くと、クロスジョブで訓練しているときと違って、視野が180℃変わったと思います。努力は裏切らない、何事も諦めない、そして継続は力なりを忘れずに頑張りました。  結果的には、何の悔いもなく自分の持っている力を全て出し尽くすことができました。働くことはしんどかったですけど、ここでたくさんの経験を積んでこれたことは嬉しかったです。  これから実習をする皆さん、実習を経験した方も訓練で学んできたことを基に、実習に臨めば上手くいくと信じています。常に目標を持つことが大切です。利用者日記を書かせてもらいましたが、私の実習での経験とアドバイスが一つでも参考になれば幸いです。  これで私の利用者日記を終わりにしたいと思います。長くなりましたが、ありがとうございました。