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 昨日は、事業所で就職が決まったことでTさんと僕のために壮行会を開いてくれました。 本当にスタッフの方の準備と利用者さんからの質問やメッセージを寄せてもらえて思い出に残る一日になりました。    いつもチャレンジャーズの中村さんがする質問で「はじめてのお給料の使い道は?」というのがあります。そこで、私はこう答えました。私がリスペクトしているのはさだまさし氏なので、今年の5月に発売されたアルバム「存在理由」を購入しようと思っています。金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」にも「みんなちがってみんないい」、SMAPの「世界にひとつだけの花」にも共通するところを感じました。誰もがこの世に意味をもって生かされているのではないでしょうか。私はそう思い音楽から何かを感じたいと思いました。    「存在理由」を購入しようと思ったのには、昨年の12月にアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師(享年73)を追悼する歌「ひと粒の麦~Moment~」がおさめられているからです。医師としてアフガニスタンに行ったのに、人々は生きるために銃を持っているのであって普通に食べれるようになったら農具を持って平和にくらすであろうという信念をつらぬき運河をつくりました。そして、砂漠を緑にかえていきました。これからは、アフガンの人々たちが自分たち自身でやっていく道をつけようというさなかにこういうことになったのです。私たちも中村先生のようにりっぱなことはできないかもしれませんが、ひとりひとりに今ここに存在する意味はあると思っています。これからも、ことわざで「情けは人のためならず(※1)」ということわざがありますが、そういう精神でやっていきたいです。    今日で、利用者日記を書くのは最後になりましたが、長いこと読んでいただきありがとうございました。今度は読むのを楽しみにしています。   ※1 人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。誤って、親切にするのはその人のためにならないの意に用いることがある。