https://crossjob.or.jp/map/ https://crossjob.or.jp/link

私には忘れられない人がいる。それは高校時代に一番仲良かった友人だ。彼女のことを忘れた日なんて今まで一日もない。高1の時に同じクラスでいつも一緒に行動してくれた。とても優しくて面白くて頭も良くて、他の生徒からも先生からの信頼も厚くて、一緒にいたらとても楽しくて本当に大好きな友人だった。しかし、私たちの間にも、お互いそれぞれにも、色々なことが重なって関係が崩壊した。気まずくなった数か月後に彼女は転校してしまった。悲しいとかそういう感情を通り越して無感情になって涙も出なかった。でも、周囲には「あの子が転校したのは〇〇のせいじゃない?」と陰で言われたことは本当に悔しかった。「何も知らないくせに。じゃあ、あなたたちが私だったら転校させずに済んだのかよ。」と思ったのを今でも覚えている。ちなみに転校してからは一度も会えていない。   ただ、転校後から現在まで一度だけ連絡を取ったことがある。転校して数か月後に彼女が連絡をしてくれた。「元気?どうしてる?」って。自分が転校してからの私がどうしているのか気になったらしい。1時間ぐらい電話したが、その時に「ごめんだけど、〇〇に会いたいとは今はまだ思えないし、〇〇と居て無理している時はあった」って言われたのはショックだった。それでも勇気を出して連絡をしてくれて嬉しかった。それからは、こちらから連絡を取ろうとしたが怖くて結局やめるということを何十回も繰り返して気づけば何年も経過してしまった。でも、就職したら彼女に連絡をしようと決めている。もしかしたら、着信拒否をされているかもしれない。もしかしたら、私とは二度と関わりたくないかもしれない。それでも、このまま連絡を取らずに死んで後悔する方が嫌だ。   秋から始めた就職活動もラストスパートに入ろうとしていると同時に彼女に連絡をする時も迫っている。やはり、怖いという気持ちも正直まだある。でも、何年も会っていなくても連絡を取れていなくても、私にとって大切な友達の一人だということは昔も今もこれからも変わらない。関係が完全に崩壊する直前に「距離を置いてほしいけど、友達はやめないでほしい」って言われたから。   「向こうだって待ってくれてるかもしれないのにこのまま待ってるだけでいいの?」自分にそう言い聞かせてあともう少し頑張ります。