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実は私、生まれついての左利きです。
今までほとんど矯正することなくきました結果、日常のほとんどを左手中心に行う状況です。
実は様々な道具は右手で使用する前提でデザインされていて、左手で使おうとすると微妙に不便だったり、物によっては全く使えなかったりもしてしまいます。
私自身様々な試行錯誤をした結果、一部の道具に関してはまあマシな使い勝手を実現することができました。(それでもやっぱり使えない物もあります)様々な道具の左利きにとっての使い勝手を報告いたします。
1.これは全く使えません。
〇筆記具の一部
筆記具は左利きだと運筆が逆になるので使えない物が多々出てきます。
筆、万年筆はそのまま使おうとすると全く使えません。紙の向きを横向きにすると使えるという話もあるようですが、私は試したことがありません。知り合いの書道の先生に相談してみると、どうやら左利きへの筆書き指導は書道の先生にとっての稼ぎの種でもあるようで、有料で教えると言われてしまいました。
ボールペンやサインペンなどは物によっては使えない場合があります。購入時には試し書きが必須です。
2.使いにくい
〇ハサミ
ハサミは使う時に刃を閉じるように無理な力を入れつつ使うという、右利きの人が絶対にやらない使い方を必要とします。実は今まで左利き用のハサミは不要だと思い込んでいて一切使ったことが無かったのですが、企業実習の中で左利き用のハサミを体験してみると実に使いやすいのです。これがきっかけで私用にも左利き用の安いハサミを購入してしまいました。
〇カッターナイフ
カッターナイフも実は右利き用に作られています。左手で使おうとするとどうしてもノブが手にあたって邪魔になってしまいます。これも左利き用があるようですので試してみたいと思います(刃が裏向きになっていました)。
3.工夫すれば使える
〇パソコン
パソコンはマウスが時に鬼門になることがあります。標準で付属しているような安価なマウスで左右対称デザインのものだと左手操作でも大きな問題にはなりませんが、パソコンショップなどで売られているような多ボタン・多機能型のマウストラックボールだと物によっては右手操作を前提にしたデザインになっており、左手操作を拒絶しているとしか思えない場合があります。左利きが使うためには、地味なデザインの左右対称形状のマウスをお勧めします(トラックボールなども同様)。あとマウスのクリック操作もWindowsには左右のボタンを入れ替える設定があるのですが、入れ替えてしまうと直感的に操作しにくいことがありますので入れ替えずに操作という場合もあります。私の場合はWindows環境がマウスボタンの左右同時押しをほとんど要求しないのを良いことに、基本人差し指だけで左右ボタンの打ち分けをしてしまいます。ごくたまに中指も使うことがありますが普段は中指でのクリック操作はしません。また、左右入れ替え設定は触りません。以前は私用でMacintoshを使っていたこともあって、中指をクリック操作に使わないスタイルが定着しているので特に変更していません。
〇(実習で使う)治具
クロスジョブ堺での実習には奥野晴明堂というところでの線香をつくる実習があります。線香の種類によっては木箱にシールを貼り付けする作業がありますが、貼り付けの際に使う治具はどれも何故か左利きには使いにくい形状になっています。私の場合は治具を上下逆に使って、シールも上下逆向きに貼り付けしてしまいます。出来上がりは通常と全く同じ出来栄えで、作業効率も落ちません。
まだまだ左利きについての話は急須やお玉のような有名な話からほとんどの人が気づかないような話までそれこそ山のようにありますが、とりあえずすぐにでも役に立ちそうなものを集めてみました。今後クロスジョブに左利きの作業動画のようなものを残すことができれば、もしかしたらこれから訓練を受けられる方々の参考になるのではと考えています。スタッフと相談しているといまのところ左利きの作業動画のようなものは無いということでしたので、主に被写体として協力させて頂きたく思います。