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私は人生の中で、3つの大病を経験しています。物心のついていない時に病気をしたという話も聞いた気がするのですが、特に覚えてもいないので省略し、成人後の大病についてまとめます。 1つ目は12年前に患った心筋梗塞です。それ以前から健康診断で血圧を測定するたびに何度か繰り返し測定されて結果として時間がかかるということがありました。要は高血圧の症状が出ていたということです。あと高脂血症の症状も出ていましたが、特に自覚症状は無いので定期的な治療をすることもなく「ほったらかし」でした。 ある日なんとなく胸のあたりが痛いなあと思って、出勤中に駅の姿見を覗くと妙に顔色が悪い。胸の痛みが改善しそうにないのでその日は午前中に早退し、近所の医者に行って心電図をとってもらうと妙に波形が暴れるのです。心筋梗塞の疑いありということで自宅に帰ることもなく救急車で病院に運ばれて、病院で検査をした結果「心筋梗塞」だったのです。当然即入院となりました。 通常、心筋梗塞というと血管内にステントを置いたりしますが、私の場合はステントが置けない細い血管が詰まっていたということで、血栓を溶かす薬を点滴で投与し続けました。入院に関しては、食事が減塩食にもかかわらずおいしかった(ただし量はカロリー制限のため少なめ)こと、3日目ぐらいから軽いウォーキングなどの運動をするようになったこと、途中で糖代謝の検査を行ったこと(糖尿病はありませんでした。この時に飲んだサイダーがなぜか美味しかった。)、体に心電図のモニタが繋がれていて、入院中に屋上に出たら心電図が受信できないということで叱られたこと、入院中に病院の隣のマンションが火事になったこと、夜中にこっそりケータイのワンセグでアニメを見ていると隣のベッドを利用していたお爺さんが乱入してきて非常に驚いたことなどたくさんの事柄が印象に残っています。約20日ほど入院し、職場復帰まで約1か月かかりました。 2つ目は心筋梗塞の約2年後に発症した脳卒中(脳内出血)です。職場で一人残業しているときに発症して倒れてしまったようです(記憶がないのです)。職場にいたはずなのに目が覚めるとなぜか天井が低くなっていて、映画ロボコップのマーフィーになったような気分なのです。そんな状態が続いていると自分の置かれた状況が少しずつわかってきました。自分が職場で倒れたこと、今入院していること、右側の認識が怪しいこと(のちに改善)、右半身に麻痺があること、言葉はとりあえず問題ないことなどの状況がわかってきました。 急性期病院に約1か月入院し、その後リハビリ病院に転院になりました。リハビリ病院には保険で入院できる一杯の約6か月の入院となりました。職場復帰を希望するとリハビリ期間がどうしても長くなるようです。リハビリを続けているうちに、入院初期には右手が水平の位置までしか上がらずに、「某団体式敬礼が出来ない。退廃だ」と友人に話して笑われたような状態でしたが、腕が上がらない症状はいつの間にか消えていました。但し入院してしばらくのちから右半身のしびれが出て、これはいまだにずっと続いています。後に(退院する直前)発症直後の頭部MRI画像を見ると「この状態で良く生きてたな」と思ってしまいました。左の視床のあたりにかなり大きな出血がみられ、出血が脳内部を圧迫している様子がわかるのです。 なお、心筋梗塞を発症してからずっと服用していた効き目の強い抗凝固剤の服用は禁止され、効き目の緩い抗凝固剤を服用するようになりました。高血圧、高脂血症の薬は続けることになりました。 あと、脳卒中を患った結果、就ポツとの接点を持つことになります。 なんとか職場への復帰は果たすことができましたが、短期記憶障害、遂行機能障害といった高次脳機能障害の症状があり、元からあった特性なども併せた結果、仕事などでたびたび問題が発生します。そんなこんなで遂に「うつ」を患ってしまいました。2019年12月のことです。これが3つ目の大病です。 「うつ」を患った結果仕事に行くことができなくなり、さらに同時期に古くからの友人の死などもあって一時はすっかり「ダメ」な状況に陥ってしまいましたが、就ポツやかかりつけ医などの協力もあって障がい者手帳を取得し、さらにクリニックでのリワークを経てのクロスジョブでの訓練・就職活動を通じて、時間はかかりましたが障がい者としての再就職にこぎつけるところまできました。ちなみに「うつ」を患った直後は全く表情が出なくなって、その結果として表情筋がすっかり落ちてしまいます。落ちた表情筋のせいで「うつ」が改善していく過程で顔の筋肉が「顔面筋肉痛」になるのです。「顔面筋肉痛」はしばらくして表情が普通に出るころには治ります。 今後は生活や体質の改善などを通じて、病気の再発を起こさないようにしたいものです。今まで短かった睡眠時間をしっかり確保したり、元々運動嫌いではありますが、ある程度の運動は定期的に行うようにして体力を維持するように努めたいと思います。実はもういい加減歳も歳ですので体力は維持しておかないとそろそろ危険な気もしてしまいます。