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明けましておめでとうございます。
堺事業所に1月1日付で異動になった濱田です。
昨年の12月からインフルエンザに感染したり、後遺症なのか咳がとまらず大変ご迷惑をおかけしました。
さて、堺事業所に異動になり通勤時間が倍になりました。
電車で本を読めばいいやと思っていましたが、朝の御堂筋線を舐めていました。すし詰め状態で読める状態でばう
満員電車がここまで苦痛だとは…
そんな中で自分の興味がある部分だけしか読めていませんが、昨年参加した自閉症ネオカンファレンスで販売されていた
藤岡 宏さんの「自閉症の特性理解と支援」という本を読みました。
この本は、幼少期からの専門療育がメインで記載されております。
そのため、就労移行に来られている方を想像しながら読むというよりは、専門療育でどういったことが行われているのかを知り今後ご利用いただく方の
過ごしてきた成育歴を想像しやすくするためにという部分を目的にして読んでみました。
ただ、興味がそそる部分だけをピックアップして読みましたので読み込めていません。
5章 受信を助けるための工夫
物理的構造化(何をする場所か)
阿倍野事業所で慣れ親しんだワークシステムの紹介もありました。現在、堺事業所でもワークシステムの導入を考えています。
視覚的構造化(行動のための手順書)
昨年、それぞれの方に何種類も何度も作成したものです。
本の中では、2つの構造化の具体例が沢山紹介されていますが、全て1人1人に合わせたカスタマイズがされています。
カスタマイズって難しいです。そもそも引き出しが支援者にないとできないことですし、その人にあったものをという部分が最も求められるのでアセスメントが一番大切だと思います。
6章 発信を助けるための工夫
自閉症の方の支援で絵カードを使ってコミュニケートするということがありますが、今まで少し疑問がありました。
「カードを使うと、話し言葉が伸びないのでは?」
これです。今まで漠然とそういった疑問がありました。ですが、そんなことはないと今は思います。
むしろ、絵カードを使うことでその方との関係性をつくれたことで以前よりも言語でのコミュニケーションをとってくれるようになりました。
次に、「ノー」を正当に表現する方法をどう育むかです。
本の中では食事の場面での「ノー」の療育方法が記載されていました。就労移行で仮にその部分を表現できない方が来られた際にどんな提案ができるか今から考えておかなければと思いました。
最後によく見られる誤解について考えるというコーナーがあります。
ためになる内容ばかりです。
最後になりますが、
この本はTEACCHの考え方の入門書といったイメージでした。
あーそうだったのかと確認しながら読みました。
また、TEACCHをもっと詳しく学びたいなとも思いました。
読みやすいので、皆さん是非読んでみてください。