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みなさん こんにちは。クロスジョブ堺の谷口です。 6/15にクロスジョブ開設15周年イベントに参加しました。   プログラムも盛りだくさんで10年勤続継続表彰式、小野寺徳子様の記念講演、自閉症スペクトラムを伴う知的障害のある方の動画、JOY倶楽部様の演奏でした!   特に印象深かったことに絞ってまとめていきます!   1.自閉症スペクトラムを伴う知的障害のある松田さんの動画上映です! 今回の動画から学んだことは、自閉症スペクトラムの方々が自己肯定感を高め、社会に参加するには、彼らの特性や能力を理解し、それを活かせる職場環境を提供することが非常に有効だということです。まだまだ地域には働きたくても働けない方がいます。松田さんと取り組んだ内容を元にすれば、多くの人々が充実した人生を送れるようになると実感しました。   社会全体が自閉症スペクトラムへの理解を深め、偏見なく障害のある方を受け入れることが、真の共生社会を築く上で必要不可欠だと感じました。   2.10年勤続継続表彰された敷田さんの発表から学んだこと 障害の「見えにくさ」が大きな課題であると感じました。高次脳機能障害は外見からは分かりにくいため、周囲の理解を得にくいという問題があります。敷田さんが経験されたように、「やる気がない」「だらしない」といった誤解が生じやすく、これが当事者の社会参加や自立を妨げる要因となりえます。このため、社会全体での高次脳機能障害に対する啓発活動が非常に重要であると考えます。   次に、個別の特性に合わせた支援の必要性です。敷田様の場合、過去の経験から学んだり、ルーティン化したりすることで、自身の特性に対応されています。これは、高次脳機能障害を持つ方々一人ひとりの症状や困難が異なるため、画一的な支援ではなく、個々の特性や生活状況に合わせたオーダーメイドの支援が不可欠です。職場や家庭での理解と協力が、高次脳機能障害を持つ方が社会で活躍し、安心して生活するための土台となります。特に、敷田様が「家族への思い」で語られているように、家族の温かい支えは、困難を乗り越える上で計り知れない力となります。   高次脳機能障害によって一時的に就労が困難になったとしても、適切なリハビリテーションと就労支援を通じて、再び社会参加を目指せる環境を整備することが重要です。当事者自身が「出来ることを探し、できることで貢献していきたい」という意欲を持てるような支援をしていきたいと思います。   3.最後に! 両者の支援に共通して言えるのは、個々の特性を理解し、尊重すること、そして社会全体の理解と受容を高めることが不可欠であるということです。障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしく生きられる社会を目指すためには、このような支援の輪を広げていく努力が重要だと考えます。   また、高次脳機能障害の支援においては今後復職の支援も重要になってくると考えています。企業の方々とお話してて勉強になったのは、各企業の健康保険組合へ復職のために関われる支援機関や制度を発信していくことでした。一度休職された職員の情報は健康保険組合に集約されます。その担当者が就労支援機関を知っているだけで、休職している方への支援も充実するのではないかとのことでした。