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お世話になっております。堺事業所の橋本です。
16期の研修として、米田理事の第一回目の講義を受講しました。
テーマは大人の発達障害についてでした。特に、その方々の生育歴に注目し、今見えている症状だけでなく、幼少期のご様子やどのライフステージで躓き体験をしたのかということを整理する重要さをお話いただいたと思います。
その中で、気付いた点や勉強になったを3点挙げたいと思います。
1つ目は、障害のある方の可能性はどんどん広がっていくということです。発達の最近接領域という言葉がありますが、どのラインまで支援者がプロンプトを提示するのか、ということのむずかしさを改めて感じました。私は、ついつい先々のことを言ってしまったり、解決法をパッと言ってしまったりしてしまいますが、利用者の方々は、私が思っている以上に色々なアイデアを持たれていると思います。後述でも触れますが、支援者主導で進め過ぎてはいけないことを再認識できました。
2つ目は、折り合いというキーワードについてです。
利用者の方々が口にする、「困った」「心配だ」「難しそう」などの言葉は、私の主観とは必ず違っていると思います。こちらの判断だけで、「大丈夫ですよ」と返したくなるところですが、どこに困り感があるのか、どの点が心配なのか、よくよく話し、折り合いを付けていくことを日々の支援でも意識したいです。これを続けていくと、信頼関係にもつながると思いました。
3つ目は、発達障害がある方々は、愛着障害になる確率が高いということです。
私は今まで、愛着障害は、親側の要因が大きいと思っていました。しかし、米田理事から、発達障害の方は愛情をキャッチする器の口が狭いというお話をいただき、私の認識が誤っていたことに気づきました。
この話を聞き、お子さんの状況に対し、自責的な考えを持たれているご両親は、救われるのではないかと思いました。今後もし、利用者さんのご両親で自責的な方がいらっしゃったら、この考え方をお伝えしたいと思いました。
講義では、盛りだくさんの内容をお話しいただき、発達障害についてまだまだ勉強することは多くあると思いました。次回の講義も楽しみです。