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お疲れ様です。
堺事業所の播磨です。2日連続で課題図書の感想文投稿という事で、「またこいつか」と思われる方がいれば大変申し訳ございません。今日は課題図書である『働くために必要な事』を読んでの感想をつらつらと記述させて頂こうと思います。
そもそも『働く』という事はどういった事なのでしょうか。人はなぜ働くのでしょうか?「働く」という行為には人によって様々な理由が存在していると思います。働いて給料を稼いで、それを持って自分の趣味に使う人。仕事自体を人生の一部にすることで、自らの自己実現に勤しんでいる人、中には特に理由は無いけど何となく「大人になったら働かないといけない物だから」といった様子で仕事に就く方もいらっしゃるでしょう。とにもかくにも、そうした欲求の元で「働く」には自分自身の自己理解をきちんと行うことが何よりも必要不可欠です。自分の強みは何なのか、自分の弱みはなんなのか。また、自分自身は何が苦手で何が得意なのか。自分の考え方のクセはどういったものなのか。本来ならば、こうした自己研究は高等教育が終わるまで、せめて大学や職業専門校などを卒業する前までに終わらせておくのが理想的です。ですが、現代の日本においてこうした「キャリア教育」という物はなかなかおこなわれていないのが現実です。
もっと正確に言うならば「キャリア教育」という物自体は様々な学校でおこなわれていますが、前述したような真の自己理解に繋がる様な「キャリア教育」はおこなわれていないと言う事です。社会に出てからの「キャリア」を見据えるのではなく、そもそもそれ以前に自身の研究をおこない、リスク要因や保護要因といった様々な可能性をきちんと自身の中で把握しておくことが重要なのではないか。本書ではそうした事が書かれております。自分自身、大学を卒業した後に初めて就職した場所でなかなか上手くいかなかったという経験があったため、ここで書かれている若者たちが他人とは思えず、「確かにそうだ」とうなずきながら読んでしまいましたが、ただただ頷いているだけでは話が始まりません「働く」ためにまず重要な「自己理解」「自己研究」「リスク要因や保護要因の分析」などの要素をきちんと理解した上で、クロスジョブにおいて就職へ向かい日々努力されている方々への支援にどう役立てていけるかをきちんと考えなえればならないと思っております。
「働く」と一言で言うのは簡単です。ですが、その2文字は個人の人生の大半を捧げる行為でもあり、そうした行為に我々はどう向き合わねばならないのかを考えるいい機会になりました。今後もそうした事を試行錯誤しつつ、日々の支援に勤めていければと考えております。