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先日、シャープ特選工業株式会社の実習に参加させて頂きました。 僕は「シャープ特選工業」という会社の名前は知っておりましたし、その上で大企業であるシャープの特例子会社であるという事も知っていたのですが、では、実際にその企業がどのような商業活動をされているのか、現場の方々はどのような働き方をされているのかということについて全くと言っていいほど知識がなく、その点において今回の実習は非常に意義の深い物であったのかなと思います。   まず、実際に企業様をお訪ねして驚いたのが徹底したバリアフリー環境でした。階段は視覚に関する障害のある方向けに、1段目と最終段に工夫がされているほか、聴覚障害のある方に向けて火災警報は音だけではなく視覚でも知らしめる構造になっていること、更には腕に障害のある方に対しては社員の皆様で工夫され、考案されたやり方で作業の効率化を図るなど、ありとあらゆる点に配慮がされており、それを見るだけでも「この企業は障害者就労に本気なのだ」と感じることができました。   企業の中には「障害者就労や雇用に力を入れています!」と言いながら、その実は雇用率を上げるために雇用した後のことは放りっぱなし。酷ければそもそも障害者を受け入れる体制すら作れていないなどという企業も存在する一方で、ここまで真剣に障害者雇用に向き合う企業があると言う事を知って、少し嬉しくなりました。   また、その企業で働く方々も非常にイキイキとしているのが印象的でした。僕たちが生産ラインの現場を見学しに行った際、僕たちをアテンドして下さっている社員様に対して、ガラスの向こうから聴覚障害のある方が手話で挨拶をされていたり、それを見た社員様も即座に返事を返すなど非言語的なコミュニケーションにおいてもきちんと一人一人と会話し、お互いの意思疎通を図りあうその姿は今後の障害者就労における1つの目標地点ともいえるのではないでしょうか。   今回は貴重な機会を頂いたと感じております。今後もそういった会社が存在するという事実を胸に日々の支援活動に取り組んでいきたく思います。 ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。