先日、堺市の就労継続支援B型「SUNNY」様で行われた堺市就労連絡会に参加させて頂きました。 「SUNNY」様にお訪ねさせていただくのは初めてで、どのような場所なのだろうと、行くまでは少し緊張していましたが、実際にお邪魔させて頂くと、広い敷地に整然と訓練用具やパソコンが並べられており、雰囲気の良さを実感することが出来ました。   こちらのB型作業所では自家製のパン製造や、プロの技術者の方によるパソコン講習など、Ｂ型事業所の枠に留まらない支援活動をされておるということで、毎年2～3人は事業所から就労されている利用者様もいるということ。移行ではなく、B型から就労へステップアップするということはかなりの苦労があるとは思うのですが、SUNNY様のスタッフにそのことをお聞きしたところ、「B型の訓練の先にたまたま『就労』という選択肢があったんだと思います」「一般就労へとモチベーションを向けてもらうための空気づくりを普段からしているつもり」とのお話をされており、なるほど、そういった事を普段から実践されているのかと興味深くお聞きさせて頂きました。   また、連絡会ではSUNNY様の見学だけではなく、ケース検討のような物もおこなわれており、今回の議題は「中々施設に通所してくれない方へどのような対応をしているか」という物でした。ここでも他の事業所の方と意見を交わす機会があり、「施設内で仲の良い利用者さんを作って頂く」「毎朝家まで迎えに行き、送り出し支援のようなことをさせてもらう」といった様々なアイデアを共有頂くなど非常に面白い時間でありました。 就労移行やB型、A型など様々な分野で勤務されている方がいらっしゃったため、そこで出たアイデアを全て就労移行の元で活用できるかという点はまた別問題なのですが、こうした議論の場で様々な立場の方から様々な意見を共有していくというのは非常に重要な事なのだと改めて実感しました。 今後も連絡会があれば参加させて頂き、自身の見聞などをさらに深めていきたいと思います。