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11月23日・24日の2日間、
自閉症ネオカンファレンスに参加いたしました。
今回は、クロスジョブ堺からポスター発表としてブース出展を行い、松田さんのドキュメンタリー動画を上映しながら、就労支援について発信する機会をいただきました。
2日間を通じて、私にとって最も印象深かった場面が二つあります。
一つ目は、
ポスター発表ブースでの出来事です。
松田さんの動画をご覧になった保護者の方が、涙を浮かべながら「希望をもらえました」と言ってくださいました。
その一言に、私は胸が熱くなりました。
この活動が、一人ひとりの心に何かを残しているのだと確信できた瞬間でした。
二つ目は、
当事者の方によるセッションです。
このセッションを聴講しながら、支援者として大切なことを改めて考えさせられました。
それは、評価ツールと本人の主体性についてです。
私は評価ツールの良さもわかっています。エビデンスは科学的に確かめられており、「何ができるか、できないか」を把握するためには最適です。
一方で、評価が出ると、この仕事の醍醐味である「想像していく過程」が失われてしまう気がしています。
評価結果という「答え」が目の前にあると、そこで思考が止まってしまうのではないかと感じています。
「本人の主体性は、結局のところ本人にしか分からないのではないか。」という問いかけで終わったセッションが印象的です。
当事者の方の言葉を直接聴くことで、評価ツールという「外側からの視点」だけでは見えないものがあることを、改めて実感しました。目の前の方が何を感じ、何を望んでいるのか。その答えは簡単には出ません。だからこそ、想像し、対話し、一緒に考えていく。その過程にこそ、支援の本質があるのではないかと感じています。
この気づきを元に、12月の就労支援フォーラムNIPPON 2025での最後の発表を良いものに準備を進めていきたいと思います。
以上、研修報告とさせていただきます。