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先日、16期研修において米田理事よりWAIS(知能検査)に関する講座を受講させていただきました。 WAISを正しく読み取るにはどう読めばいいのか。その結果をアセスメントに生かしていくにはどうしていけばよいのか。 講義を受ける中で、今まであまり知らなかったことなどを理解することができ、非常に興味深くお聞きさせて頂いた次第です。   また、講義の中で一番僕が心掛けなければならないと思ったことは、米田理事がお話されていた「発達検査の数値だけで判断するのではなく、数値と日常の行動がどのように関係しているのかを見るべき」というご意見でした。なるほど、確かにWAISを始めとする発達検査類はその人の苦手なことや得意な事を数値化し、具体化するには有用なツールであることは間違いありません。しかしながら、その数値に引っ張られてしまい、紙の上の情報のみで「この人はこれが苦手だから、これはやらせないようにしよう」などといった判断をおこなってしまうのは果たして正しいことなのでしょうか。   大事なことは、数値はあくまで数値として参考にしながら、その数値と、日常における特性や行動などがどう結びついているかを観察することなのだと米田理事はお話されていました。 障害のある方に接する支援者は、数値という視覚的に概念的にも理解しやすい物についつい囚われがちです。しかしながら、そうではなく、きちんと「その人」自信を観察し、考える事。それはこうしたWAISなどの結果を参考にしながら支援を行う上でもっとも大切な事なのだと改めて考えることができました。また、そうした上で、支援を必要とする方々が「なぜクロスジョブに足を運んだのか」「どのような人生を送ってこられたのか」「どういう職歴を持っているのか」といった要素に想像を及ばせながら考えることが重要なのだと思いました。   今回の講義では、事例発表などもさせていただくことができました。ガチガチに緊張しながらの発表ではありましたが、その際に米田理事より頂いたFBや、上記の感想を胸に今後の支援にますます尽力していきたいと考えております。