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 こんにちは。阿倍野事業所の水田です。  最近あんまり自由に外出ができなくなってきたので、久々に本を読んでみようという気持ちになりました!  そこで、手にしたのが、『わたし中学生から統合失調症やってます。』でした。 かわいらしいイラストに惹かれて、軽い気持ちで読んでみたら、中身はなかなかヘビーな内容でした。。。 何というか、胸に刺さります・・・    本の内容は、主人公が中学生で統合失調症を発症し、その後どのように過ごしてきたかを、イラストと、ときどき説明文で、わかりやすく説明してあります。 実例をマンガ形式で書いてあるので、読みやすいですし、病気をあまり知らない人でもイメージしやすいものとなっていました。    この本を読んだ私の感想は、「心が苦しい・・・」。  なんか胸がぎゅーと締め付けられる感じがしました。 「もし自分がこの人だったら・・・」と想像してしまいました。    何の為に自分はここに存在するのか、 いる(存在する)ことがこんなに苦しくて、辛くて、悲しくて・・・(こんなこと言ったら失礼ですね・・・すみません)    「後ろばっかり向いちゃダメだよ、下ばっかり向いちゃダメだ、前を見ないと」というけど、前を向けない事ってあると思います。 前を向けるのは、前がどっちか分かっているからじゃないでしょうか。    ただ、そこにいる(存在する)ってことを続ける事で、突然何か道が開けたり、いつの間にか自分の何かが変われてたりするんだろうなと感じました。    何か苦しいことや辛いことがあっても、しっかりそのことに向き合えば、 それは無駄じゃないし、向き合った人だけが見えるものがあったり、それをだれかに与えられるようになるんだなと感じる一冊でした。    本書は、統合失調症の理解へのとっかかりにもなる本だと私は感じたので、ご興味のある方は読んでみてください。