私は今まで一般雇用として様々な仕事を経験してきました。 世間は厳しく色々な壁にぶつかりながらも真摯に働いてきました。 体調を崩してからこの先一般での職場で務まるのか不安な毎日を過ごし、自分で将来を考えるのにも限界を迎えたおり、このクロスジョブ札幌様をご紹介いただきました。   入所前はまだ障害者手帳もなく障害者雇用という働き方がある事もほとんど知らない状況でした。自分の中で「体調を崩す事は世間からすれば甘えだと思われているだろうな」という考えや、「強くなって一般でやるしかないだろう」という想いも強く、障害者手帳取得という事に一歩踏み出せずにいました。しかしクロスジョブに通所し様々な訓練を行って行くうちに、自分の特性がどんなもので、どういう時に弱み強みになるかをより深く知っていくことで、障害は自分の個性というとらえ方が少しずつですが出来る様になり、障害者雇用という働き方もあるのではないかと思い始め障害者手帳取得を決断しました。   障害者雇用がある企業様にも何度か見学や実習に行き、障害者への配慮や理解がとてもしっかりしていて、この先の働き先で障害者雇用だと安心して働いていけるのではと思いました。ただ一般雇用だろうが障害雇用だろうが賃金をいただいて働くにはかわりはないので、どこに就業しようと精一杯努力して長く労働できるようこの約一年間、クロスジョブのスタッフの力をお借りしながら訓練してきました。最近は年齢も重ねて働く事は生活の為とかより現実的な事ばかり考えていて若い頃の自分の成長の為とか考える事が出来ませんでしたが、クロスジョブに通って若い利用者さんたちとも一緒に訓練をさせていただいたことで、皆一生懸命「出来るようになるように…」と頑張っている姿を見てそういう気持ちを忘れてはならないなと思いました。 自分は今まで飲食に関する仕事に就いてきましたが、担当スタッフから紹介していただいた職業はPC関係のお仕事で私には無縁の仕事でまだ何もやっていないのに最初から無理でしょと決めつけていましたが、訓練でもPCをやってきたし挑戦して成長できるチャンスととらえ、やってみたいと思い就職を決意しました。やはり最初から何でも出来るなんて人はほとんどいないと思うので、出来ない分粘り強く努力を続け一日でも早く信頼してもらえるよう頑張っていきたいと思います。